ケンブリッジオーディオのCDプレイヤー「azur351c」の購入レビュー

学生時代から使っていたKENWOODのCDPのDPF7002がへたってCDを読み込まなくなってきたので、CDプレイヤーを買いにヨドバシアキバに行ってきました。





巷は、「ハイレゾだ」「ヘッドホンだ」「ネットワークオーディオだ」とオーディオ界も方向性が変わってきていますが、やはり音楽は体で聞くもの。やはりCD入れて、スピーカーで大音量で鳴らすのがいいのです。
いまどき大枚はたいてわざわざCDしか再生できない専用機を買う人はよほどの物好きな人くらいなんでしょうが。

Cambridge Audio(ケンブリッジオーディオ)のエントリーモデル「azur351c」を買ってきました。

さっそく、筐体開けてみました。

ケンブリッジオーディオはイギリスのメーカーなんですが、廉価な割に仕事きっちりな感じで好感が持てます。
トランスポート部分も防振仕様のしっかりした作りですし、この価格帯で電源がトロイダルコアトランスなのは○。ヨーロッパ系のメーカーは、配線処理や接続部分の熱収縮チューブでの感電防止処理等、丁寧な仕事で良いですね。DAC部分はケースがついていて開けるのに苦労しそうだったのでまたの機会にします。

全体像:ラックサイズなので、余裕を持ったサイズ設計。左がDAC部、右が電源部。

トランスポート部:CD2 LowJitterとなっており、トランスポートにもこだわりを感じます。
上部は防振用のゴムも貼ってあります。

電源部:このエントリー価格帯でトロイダルコアトランスなのは良心的。

DAC部:ケースがついておりそのままでは見えません。DAC部のチップはWolfson WM8728。
ほんとはWM8740ならなお良かったが、そこは上位機種との差別化でしょうか。

電源部:感電防止のシートがかかっています。

筐体後部:出力は光出力とデジタル同軸出力、デジタルのアンバランス出力(RCA)。
デジタル入力はできません。

筐体後部電源:全面のスタンバイスイッチとは別に電源スイッチがついています。通常はONでOK。
電源ケーブルが交換できるようになっています。

付属の電源ケーブル。そのまま使用してもよいレベルのものがついています。
(交換したくなりますが。)

リモコン:高級感はありませんが、そんなにチープ感もありません。

ディスプレイ部:リモコンで3段階に明るさを変えられます。

ディスプレイ部:1段明るさ減

ディスプレイ部:2段明るさ減(うっすらと見えるくらいです。)


スタンバイスイッチ:青いLEDです。リモコンでON/OFFできます。

トレイ開:トレイの開閉も静かでがたつきがありません。日本のメーカーはハイエンド機でも
がたつくブランドがありますから、見習って欲しいものです。

型番と操作ボタン類:いたってふつうです。

外観:ブラックとシルバーがあります。アルミパネル仕様で飽きが来ないデザインです。

保障について:うれしいことに1年ではなく、2年保障がついています。

【音質について】
 エージングには大体100~200時間かかるので、現状では評価が難しいところですが、解像度は比較的高く、エントリークラスでもしっかり「Hifiオーディオ」の音で鳴っています。
 ボーカルの伸び、高域の解像度もなかなかのものです。いま夜中にこの記事を書いていますが、小音量で鳴らしても、粒が立った音がしています。現状では低域がやや硬い感がありますが、これはエージングで期待できるのではないかと思っています。
 国産の同価格帯よりは良い選択肢だと思います。

 かつてCECからCD3300というエントリークラス機が出ており、一部のオーディオ好きの間で好評でしたが、このazur351cもそのような位置づけの感じがします。ただCD3300はいろいろと改造記事もありましたが、一方でこのazur351cはそのような記事はあまり見ませんね。
(おそらく、CD3300はバーブラウン社のPCM1738と、製品価格以上のDACチップ積んでいたから、みんないじりたくなったのでしょう。

 2012年の販売開始から時間が経っており、すでに生産終了となっているようで、ヨドバシカメラ等の量販店では、在庫処分等品薄状況の様子です。アマゾンではまだ在庫のある様子です。
価格も安いので自分ももう1台ストックとして買っておこうかと思っています。
↓自分は黒が好きなので黒にしましたが、シルバーもあります。

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